ゆったりと歩く。 歩幅を合わせてくれる、彼の。 ―――触れて、みたくて。 でもまだそんな勇気は無くて、手を引っ込める。 (気付イテ) ふと、気付けば。 空はもう夕暮れの朱。 僕達の後ろには長い影が二つ。 …僕の影が手を伸ばした。 そっと、彼の影に触れて。 それだけで、ほんわりと胸があったかくなって。 頬が少し熱くなった様な気がして。 ――――これは、気付かれないと、いいな。 夕暮れの、影法師。 ココロの中の、密事。 終 仕事中にだだっと打って、友人間に適当に回したものだったんですが、やたらと好評でプッシュされてしまったので正式upです。 ルックが可愛いですね。 まだそういう関係になって間もない感じ。 20030211up ×Close |