翌日。
酒場に誰も居なくなった一瞬の間に、カウンターの上にそれは置かれていた。
昨晩荒くれ者達が消費した麦酒の代金にしては少し多めの金銭と、一言感謝の言葉が書かれた一枚の紙。
それだけを残して、少年達はギルドから姿を消した。
不思議な程にあっさりと、まるで柔らかな空気の様に。
夢の様に。
















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10万打御礼にと受けたリクの一つ、『出逢って丁度百年後のカイン様とルック』でございます。
すみません!さっき計算したら、どうも丁度百年ではない感じ…!(大汗)

プーヤ・ライモンディとはアンデスの高地に生える植物の名前です。
実際に百年に一度花を咲かせると言われていて、根元のトゲの部分が出来るのに六十年、幹が伸びるのに三十九年、そして百年目に一斉に花を咲かせるんだそうな。
どうやってその年月を数えたのかちょっと気になる感じ(コラコラ夢を壊さない)


普通に書ければ良かったんですが、書き上がったら何故かコウノトリが軸になってしまってました(笑)
何というか、微妙にカイン様が尻に敷かれてますね(カカァ天下…!?)



20051003up
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