「……これで良いでしょう!」
息を荒げながらぱん、と再び刀身を叩いたアレンに、神田はイノセンスを床から引き抜いてそれを軽く振るう。
「…悪くはねェ」
人に此処までやらせといてそれだけですか! と悪態を吐くアレンを無視して踵を返し、神田は今だ渦中である周囲を見回した。
戦況はそれ程変わっている様には見えない。それに先程イノセンスを変化させている間はそれなりに守ってくれていた様だが、これ以上その守りを期待するのは贅沢というものだろう。
しかしこのアクマの大群の中、マリ一人でミランダを守らせるには少々不安がある。ならばもう一人置いておく方が良い。
―――つまり、やはり攻撃に徹する事の出来る神田が参戦し、イノセンスを手放しても防御が可能なアレンを残した方が良いという事だ。
「……モヤシ」
「アレンだって言ってるでしょう!」
いつものあだ名にいつもの答えで返してきた同僚へと首だけで振り返り、神田は口の端をに、と上げて。
「斬り方ってのを、教えてやるよ」
直後アクマの大群の中に突っ込んでいった神田に、アレンの余計なお世話ですよ、という呟きは残念ながら聞こえる事は無かったのだったが。





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……という展開だったら私もうおいでませ天国なんですが(説明文にしては長過ぎませんか)

因みに上記の駄文、突っ込み所一杯だと思いますが勘弁して下さい。頭ボケボケ状態で書きましたんで(笑)
マリには事前にリカバリ掛けてるのでは?とか書いてる最中に気付きましたが、面倒で直しませんでした。もうほぼ一発書き。誤字脱字チェックもしてません。こんな滅茶苦茶な文出しちゃうのいつ振りだろー。風邪の勢いって怖いわー。


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